富山の中心市街地より50分程登ると、あわすのスキー場があります。
KAKIの工房はその近くのあります。
立山の麓の自然環境の中で暮らし、家具の製作に励んでいます。
家具造りが、木という自然の素材を相手にしての仕事ということを考えるとき、
豊かで美しく時に厳しい立山の自然は、
我々にとって友であり同時に師でもあるのです。
柿谷誠がスキーに訪れたあわすのの地に惚れ込み、小さな小屋を建て暮らしたことが始まりでした。「この地に暮らせば、なにかができる」と漠然と大きな可能性を感じたと言います。二人の弟(正、清)とその友人が共に暮らすようになった頃に、家具造りで生計を立てようと決意します。粟巣野の人たちの好意で譲ってもらった土地に、4人で雑木林を切り開き仕事場を立てながら、試行錯誤を繰り返し家具を造りました。そのうちに、あわすのを訪れる人たちが「この椅子が欲しい」、「このテーブルが欲しい」と手にしてくださり、少しずつKAKIの家具が広がりだしました。
〜「KAKIのウッドワーキング」より〜
KAKIの家具の製作には、日本の伝統的な指物技術が使われています。
吟味され管理保管された木材は、KAKIのスタッフによって家具として型を整えていきます。そして、切る、挽く、削る、面を取る、組むという作業のほとんどが、日本の伝統的な指物技術によって進行します。
言うまでもなく、日本の指物技術は世界で最も水準の高いものです。家具として仕上げられた後に、湿度や温度の変化による木のさまざまな動き、捻れ、反り、縮みを考慮した木組みの多様さ。また、どんなに細かいサンダーでも真似のできない手鉋によって作り出される木肌の美しさ。指物技術がもたらす素晴らしさは、数え上げたらきりがありません。
KAKIの家具はオイルフィニッシュ
刃物で仕上げられた滑らかな木の肌は、その手触りの良さはもちろん、良い香りを放出します。また、湿気を出し入れし、お部屋の湿度を調節してれます。その良さを最大限に生かすために、仕上げにはオイル塗装を施します。新しいうちは白い木肌は、時を重ねるうちに飴色に変わっていきます。よく触るところは、より輝き、角が落ちていきます。家具は生活の中に溶け込み、その生活の様を刻みながら時を重ねていきます。
KAKIのショールームは、新しいものはもちろん、20年、30年と使い込んだ家具を展示しております。KAKIの家具に触れて、感じてください。
KAKI CABINET MAKER SHOWROOM
<連絡先>
有限会社 カキ
〒930-1451
富山県富山市本宮(粟巣野)2-3
(最寄駅:立山黒部アルペンルートの出発点「立山駅」より3.6km。車8分/徒歩45分)
TEL : 076-482-1433 (KAKI CABINET MAKER内)
FAX : 076-481-1627
E-mail: 問合わせフォームより
https://www.kaki-jp.com
■営業時間
定休日 月曜日
家具工房 8:30~18:00
家具ショールーム 8:30~18:00
カフェ 10:00~17:00